「ねぇ?大丈夫なの?」
「なに?怖いの?」
う、うん怖い…
暗いの苦手…
肝試しもすっごく怖くて嫌いだけど、
停電とかも怖い…
でも素直じゃないあたし。
「怖くない…」
なんて強がってしまう。
内心ビビりまくってんのに。
そういった瞬間…
ピカ…
一瞬窓いっぱいに黄色く光った
と、おもったら…
「きゃぁっ!」
ゴロゴロと雷が落ちた。
音がすごく近かった。
きっとこの辺に落ちたんだ。
「お前、意外と大胆だな。」
雷に驚きすぎて思わず隣の翔に抱きついてしまった。
でも、今はそんなの関係ない…
怖い…
「なぁ…あたってるんだけど…」
「し、知らない。あたってない」
もうっ!こんな時までそんなこと言わないでよっ
「やっぱ怖いのかよ…」
「怖くない。」
そういって翔から離れた。
瞬間…
ピカっ…バリバリバリ…
「きゃぁーーっっ!!!!!」
さっきよりもものすごい音を立てて雷鳴が響きわたった…


