女王様はメイド様?!①【完】

「お前でもサボるんだな」


「……ふぁ~」


「聞いてんのかよ」


「ふがっ!…なにすんのよ!」


「無視するお前が悪い」


欠伸して無視したあたしに
いらっときたみたい。



あたしの鼻をおもいっきり摘んできた。



いきなりでびっくりして変な声でちゃったじゃん。



「…っでなんで起こしてくれなかったの?」


絶対あたしが寝てたこと知ってたみたいだし…

起こしてくれたら授業サボらずにすんだのに。


「寝息スースーたてて気持ちよさそうに
ねてたし…それにっぷおもしろかったしな」


なんで笑ってんのよ!!


「何が面白かったわけ?」


「さぁ~な?」



「教えて」


「さぁ~な」


「教えろ」


「さぁ~な」


こいつ…


あたしの言葉聞く気まったくないし。


全部さぁ~なで流そうとしてるし。

ムッカーーーっ!!



「教えてーーーー!!!!!!!」



「うるさい」


嫌がらせに耳元で大声を出してやった。


柄にも無くうるさいなぁって自分でも思うよ。


でもあたし気になる症だから。


気になったら最後。


知るまであきらめないんだから!