「あっはっはっはははははっ
 あーやばいっ由凛最高っ
 おなかいたいわぁ涙出てきた~」


なぜかおなかを抱えながら笑いながら泣き出した唯。

あたしは何で唯が笑ってるのかさっぱり。
おまけに唯はあさみちゃんに向かって

「ね?」ってアイコンタクトするし
ホントに意味がわからない。

それに気づいてあさみちゃんもクスクスしてきた。

「何なのよ」

完全に不貞腐れて二人を睨んだ。

「だから」と唯
そのあとに付け足すように
あさみちゃんが


「由凛ちゃんは早見くんの事が
 好きなんですね」って。


「は?」

突然なんでその話になったのかわかんない。

そもそもなんで二人がそう思ったのか
さえわからない。


?マークが大量にあたしの頭の上を浮上していた。


「ふふっやっぱりこれからが楽しみだね♪」



「ですね~」

すっかりあたしは
二人に仲間はずれにされてしまった。
なんかムカつくな…


二人だけ通じ合ってずるいっ

ふんっ

いいもんね。
別に仲間に入りたいとか思ってないもんね。


あたしを置いて恋バナに花咲かせ
盛り上がる二人…

どうやらあたしのことはおかまいなしみたい。

もういいや…

ほっとこう。


いや、ほっとかれてるんだろう。


話に入れなくなったから夜空に輝く星を眺めていた。