真っ赤な顔のあたしをお姫様抱っこで


みなさまの熱~い視線をあびながら


部屋まで送り届けてくれたのは言うまでもない。




恥ずかしいって次元じゃないよ…


「腰が抜けてしまったみたいで」


って涼しい顔しておっしゃいましたとも。


王子ここに君臨。


それはそれは王子スマイルで


女子のみんなによろしくといってくださった。






それから何事もなかったように


偽王子は自分の部屋に戻っていった。