情けなさと恐怖であたしは冗談ではなく

本気で腰を抜かしてしまったらしい。


やっぱり情けなさ過ぎる…



情けなさに恥ずかしさをトッピングした気分だよ



「立てよ。」



めんどくさそうに腰が抜けたあたしに
手を差し出してきた。


気持ちはありがたいんだけど…



「無理…」



「あ?」



「ちからが入んない…腰が抜けて立てない」


恥ずかしいけどやっぱりこれが現実



「っち」


「………」



「たくしょうがねぇな」