女王様はメイド様?!①【完】

話していくうちに

あたしたちが歩く道は細くなってきて

木に触れそうな距離だった。

それと比例してあたしと翔の距離も縮んで

より密着した形になっていた。



ちょっと恥ずかしいけど、


そんなことより怖さのほうが勝っていた。


だからだんだん話すスピードが速くなってきて


早送りして喋ってる気分になった。



落ち着け



落ち着け自分…



落ち着いて話そうとしたそのとき