女王様はメイド様?!①【完】

あたしは今までの緊張が
翔の出現によってほどけたのか
膝がガクッとなりよろけてしまった。



「大丈夫かよ」


ちょっと迷惑そうに


でも心配そうにあたしを翔の胸で受け止めてくれた。


「ごめん…」


「一人でこんなとこ来んなよ危ないだろ」


「だって…翔が悪いんじゃん……」


そんなことを言うあたしはやっぱり可愛くない。


「は?オレ?」



意味がわからないという顔をする翔。