「「きゃああああああああああ!!!!!!」」


あぁ~うるせー。




女子たちの声が一斉に聞こえてきた。

いや、声っていうよりこれは叫びに近い。

…叫びだろ。


なんで女子ってこんなに高けぇ声でんだよ。


いつのまにかオレはこの学校の生徒と思われる


女子たちに囲まれていた。


あー。またかよ


毎回これだもんな。


新しい学校に行くたびにオレはこうして


女子に囲まれる。


なんでだろーな
女子はこんなことしてなにが楽しいんだ?


おれは内心イライラしながらもいつものように、



王子スマイルで女子たちによろしくっと


かるく挨拶をしていた。



さすがに騒ぎが大きすぎたのか、



次々に女子も増え男子も興味心身でオレを見に


こっちによってきた。


あーもう来るんじゃねぇ。


うっとおしいんだよ!!


おれのこころの叫びは誰にも聞こえることなく


騒ぎ声は大きくなり人は増えるばかり。