でも酸素が薄くなって苦しそうにしている
由凛に気づいたオレは
物足りないがらも唇を離した。


「ごめん…気づいてやれなくて」

夢中になりすぎていて
苦しそうにしていた由凛に気づけなったことを素直に謝った。


「ホント、あたし死ぬかと思ったんだからね
 どぉしてくれんのよ」


あぁそうだよな。情けないなオレ


こんなんじゃあ
いつ誰かにとられてもしかたねぇな…


でも

「なんで抵抗しないんだよ」


だって…認めたくねぇけど、

たぶん由凛はまだ…あいつの事が好きだと思う…




オレの勘だけど…