「遅い」

オレは毎日由凛を下駄箱で待っている。


いつも待たされるけどこんな遅いのは初めてだ。


「ごめん」ってひとこと
心のこもってない由凛の謝罪。


イラっときた

それより、


なぜか由凛が来たとき由凛以外のニオイがした。

前に屋上で匂ったことのある…

たぶんあの男のニオイだ……

由凛の初恋の相手…


由凛のことがスキで襲おうとした…あいつ。