「ぁりがとう」
すっかり気が縮んでしまったあたしは
まともにお礼をいうことができなかった。
ほんっとタイミングわるいな、自分。
「どこに持ってくの?」
「資料室…」
「そっじゃあ、おれもってくからいいよ」
そういって輝君はあたしから資料を取ろうとする。
でもあたしがまかされたから
あたしがやらないと。
「いいよ。頼まれたのあたしだから」
「いいの。
女の子にこんな重いものもたせたら男が廃る」
そう真面目な顔でいわれた。
じゃあコバ先は男が廃ってんだね。
あたしはしかたなく
輝くんに持ってもらうことにした。
女の子に…って…
あたしを女の子扱いしてくれた輝くん
に不覚にもドキっとしてしまった。
すっかり気が縮んでしまったあたしは
まともにお礼をいうことができなかった。
ほんっとタイミングわるいな、自分。
「どこに持ってくの?」
「資料室…」
「そっじゃあ、おれもってくからいいよ」
そういって輝君はあたしから資料を取ろうとする。
でもあたしがまかされたから
あたしがやらないと。
「いいよ。頼まれたのあたしだから」
「いいの。
女の子にこんな重いものもたせたら男が廃る」
そう真面目な顔でいわれた。
じゃあコバ先は男が廃ってんだね。
あたしはしかたなく
輝くんに持ってもらうことにした。
女の子に…って…
あたしを女の子扱いしてくれた輝くん
に不覚にもドキっとしてしまった。


