太陽に照らされている由凛はキラキラしていて

目を離せないほど美しかった。



そんな由凛に見とれていたオレ。


ん?だれだ?





誰かが…もうひとり誰か屋上にいた……


男だ……



そいつはどんどん由凛に近づいていく。



近づいたとおもったら由凛に抱きついた。




おいっ!抱きついてんじゃんねぇーぞ!


オレは無性に腹が立った。



「すいません先生。
 調子が悪いので保健室いってきます」



オレはひとこと言い、いそいで屋上へ行った。



クラスの女子が大丈夫?って
心配してくれたみたいだけど、今はそれに返事する余裕なんてなかった。



はやく屋上にいかないといけない…


その思いが強かったから。