【百合】
あの日、
祥也さんに出会った。
あの日、
稜君に想いを伝えた。
だから今がある。
全て、あたしの幸せな思い出。
「今日で辞めちゃうんだね。」
「あぁ。」
稜君は今日キャバ嬢を辞める。
今まで女装して来たんだもん。
ここまで仕事したって事が凄いよ。
「祥也に挨拶しに行くべきかな。」
「…そうかもね。」
「なんだよ。何か寂しそうな顔して。」
「だって稜君の仕事姿が見納めなんだもん。」
「俺はこれからもあんたが野郎共に笑顔振りまける方が嫌なんだけどな…。」
稜君…。
あの日、
祥也さんに出会った。
あの日、
稜君に想いを伝えた。
だから今がある。
全て、あたしの幸せな思い出。
「今日で辞めちゃうんだね。」
「あぁ。」
稜君は今日キャバ嬢を辞める。
今まで女装して来たんだもん。
ここまで仕事したって事が凄いよ。
「祥也に挨拶しに行くべきかな。」
「…そうかもね。」
「なんだよ。何か寂しそうな顔して。」
「だって稜君の仕事姿が見納めなんだもん。」
「俺はこれからもあんたが野郎共に笑顔振りまける方が嫌なんだけどな…。」
稜君…。