「なぁお化け屋敷行かねぇの?」 「え……あ……。」 「まさか苦手とか?」 「う、うん…。」 マジかよ。 おもしれぇ!! 「行くぞ!」 「えっ嘘!!やだっ!」 「大丈夫だって。」 俺は最後列に並んだ。 「やだよぉ…。」 「怖がり?」 「うん…。」 じゃあよくあんなボロアパートに住めるな…。 そっちの方がお化け出そうなんだけど…。 「ほら怯えるなって。」 「いやぁ…。」 既に足は震えていて、俺の腕に手を寄せて来る。 そんなに怖いのかよ…。