「あ~気分わりぃ…。」

「…………!?」



東野君はあたしから離れると、乱れたあたしの制服を整えた。



東野君の行動にビックリなんだけど…。



「無理やり悪かったな。」

「えっ……」

「お前が悪いんだからな。簡単に男を上げようとして。」

「ご、ごめんなさい…。」



東野君の言ってる事は正しくて、あたしは謝るしかなかった。




「まぁいい。俺帰るわ。」

「えっ!?」



東野君はドアを開けて部屋を出て行った。



「あ、勉強わかんねぇ所あったら教えてやるよ。
どーせ霞もまた理由つけて俺に押し当てるだろうし。」