「教えてくれるんですか…?」 「霞に言われたし。それに…」 「……?」 「あんたよりも馬鹿な奴を知ってる。」 「はぁ…。」 誰だろ…。 「母親。」 「え!?」 「馬鹿な奴は母親。」 「どうして……。」 「知りたそうな顔してた。」 「…………」 東野君って…エスパー? 「つーか早く教科書開け。」 「あっ!!」 東野君の教え方はとても上手くて、覚えやすい。 簡単に頭に入っていく…。 短時間だけどたくさん覚えられた。 気付いたらもう夕暮れで、図書室には誰もいなかった。