天使が舞い降りた。


「凛ちゃんを今日ここに呼ぶつもりはなかったんだけど。ワケがあって」

「ワケ?」

俺はその言葉の意味が分からず、山村さんを見上げる。

「そう。今日はここにメンバーだけ呼んで、今後のこととか対応とか話し合うつもりだったの。俊介にも凛ちゃんとのことケジメ付けなさいってカツ入れるつもりだった。だけどそういうわけにもいかなくなって…」

「だからどうしたの?」
 
言いにくそうにしている山村さんを急かすように俺は言う。

「彼女、凛ちゃんの…」

「?」

「妊娠が分かったのよ」
 
「…!」


一瞬、頭がフリーズする。