天使が舞い降りた。


「…!」

「俊介に、凛ちゃんといる権利はないんだよ」
 
凛は少し戸惑った表情を見せた後、理解したように俯いた。

「ごめん。ほんとアイツ…」

「何で潤一さんが謝るんですか! 謝るのは私なんです。間違ってますよね」

「…」

「だけど私は…、私は俊介さんが好きなんです」

「凛ちゃん」

「すみません。また」
 
凛は俺に頭を下げて廊下を走っていく。