「聞きましたよ。結婚するって」 「えっ! もうアイツ言っちゃったの?」 「すごい嬉しそうに、美紀ちゃんメールで…」 「口軽いなぁ」 「おめでとうございます。絶対幸せになってくださいね!」 「…ん」 凛の言葉が胸に突き刺さるような気がした。 また あの感情が俺の中で蘇ってくるー。 「じゃあ、また」 「…あ」 笑顔を見せ歩き出した凛の腕を、俺は思わず掴んでいた。 「潤一さん?」 驚いたように俺を見る凛。 「君にも、凛ちゃんにも、幸せな恋愛してもらいたい」