天使が舞い降りた。


どうやら俊介と凛が2人で話しているようだ。

俺は足跡を立てないようにベランダを覗き込んだ。
 
そこには酔っ払って上機嫌な俊介と、笑顔の凛。

何を話しているかは分からない。

趣味が悪いと思いつつも、その姿を遠くから見つめる。




「…!」


次の瞬間、俺は一気に目が覚める光景を目にした。
 
俊介が凛の頬に触れ、ゆっくりと唇を近づけていこうとしている。