天使が舞い降りた。


スタジオにやって来た美紀が、少し申し訳なさそうに俺を見た。

そして他のメンバーやマネージャーの山村さん、スタッフに挨拶に行く。


美紀の存在は周囲にも公認の中。

山村さんと同級生ということもあって、よく打ち上げなんかにも参加しているけど、

こうやって仕事場に美紀を呼ぶのは初めてだ。

何だか恥ずかしいような…

遣り難さを感じながらも、俺は監督との打ち合わせを始めた。




次の瞬間、美紀の大きな声に俺は振り返る。


「…凛ちゃん!?」


美紀が大声を上げた相手は凛。