天使が舞い降りた。



俺の凛に対する気持ちに気づきながらも傍にいた美紀。

別れてからも凛と変わらずに接してくれていた美紀。

…どんな気持ちでいたんだろう?




「ごめん。美紀…、俺は」

「いいの!」
 
俺の言葉を遮るように、美紀が口を開いた。

「…私は潤くんが好き。だけど潤くんは凛ちゃんが好き。凛ちゃんは俊介くんを忘れられない。今はそれでいいじゃない」

「…」

「みんな思ってても、どうこうしようってワケじゃない。今はそれでいい」
 



美紀の言葉に俺は空を見上げた。
 
切なくて、悲しくて、でも愛しい。

そんな想いを胸に抱えながら。

上手くいかないそれぞれの想いや痛みを抱えながら、ゆっくりと歩き出したー。