天使が舞い降りた。



何年も曲を作り続けていた俺は、ここ1、2年ブランクに陥っていた。

最近 世に出したヒット曲はデビュー前に作ったものが中心でー。

この先のことを考えると余計にプレッシャーで行き詰まりそうだった。


だけど凛と出会って何気なく書いた曲たち。

改めて見返してみると、それらは俺の気持ちそのものだった。

凛と俊介の恋愛の行方を複雑な気持ちで見てきた日々、

美紀との間で揺れる俺の心。

そして気づいてしまった凛への想いー。


この1年、俺が素直になれたのは詩の世界だけだった気がする。

自分でも気づかない、気づいちゃいけない想いを曲だけにぶつけてきた。