天使が舞い降りた。


「撮影風景!!」


彼女の意外な言葉に、俺は思わず美紀を見る。
 
美紀は俺たちの活動にそこまで関心があるわけじゃないし。

積極的にライブに来たり、ましてや仕事現場を見たいなんて言ったことがなかったからー。


「…もしかして美紀って山田健、好きなの?」

「うん。言ってなかった?」

美紀の照れたような笑顔に、俺はガキのような嫉妬心を覚えた。

「どーしよーかな」

「えー! チラッとだけでいいから。ほら、それに」