演奏も中盤に差し掛かった頃、玄関のチャイムが鳴る。 俺はピアノの演奏を止めて玄関のドアを開けた。 「…こんばんは」 そこに立っていたのは凛ー。 「凛ちゃん!?」 「ごめんなさーい、夜遅くに!」 何だか様子がいつもと違う。 異常に陽気な上に顔が真っ赤。 それに何だか酒臭い。 「…ひょっとして、凛ちゃん。酔ってる?」 「あ、バレましたぁ?」