救急車で病院に運ばれた美紀。 幸いなことに美紀の病状は安定した。 美紀の病のことは当然知っていたけど、こんなことは初めてー。 「一時的に血液が行かなくなることによっての発作です。もう大丈夫ですよ」 美紀の主治医にそう言われ、俺はホッと胸を撫で下ろす。 「何か急激な刺激を与えたりしませんでしたか?」 「刺激?」 「激しい運動とか、もしくはストレスなどー」