来た! 「侑貴クン!」 「お待たせ。乗って」 運転はマネージャーさん。 黒ブチメガネをした まじめな人だ。 ぁたしは、後部座席に乗り込んだ。 今になって、 緊張が高まってきた。 「本当に、行っていいの?」 「燐だからいいの」 侑貴クンは、笑いながら言った。 『燐だから』 『君だから』 侑貴クンはいつもそう言ってくれる。 いつのまにか、 ぁたしの大好きな言葉になっていた。 理帆ぢゃなくって ぁたしなんだよね? 他の誰でもなくって ぁたしなんだよね? ずっとずっと そうだよね?