ヴ-ヴ-ヴ-

ヴ-ヴ-ヴ-

マナーモードにしていた

携帯が突然動いた






マネージャーからだった






「今どこだ?!」

「侑貴くんと待ち合わせてます」

「今すぐ旭病院にこい!」






マネージャーは

随分慌てた様子で

病院という言葉に

不安を覚えた






「侑貴が…倒れた」






え?

侑貴って?

あの侑貴くん?






そのまま電話は切れた






頭が真っ白になった

言葉が理解できなかった






いや

理解したくなかった

脳が拒否していたんだ