空に話かける。




「君はなんで…」




「なんでそんなに心を癒してくれるの?」





ぁたしに答えを出すように




ゆっくりと雲は動く。





「君は苦しみや悲しみを知らないの?」





「…ぁたしもそうなりたい」





今、ぁたし以外の誰かが




この空を見てるとしたら




ぁたしの声が聞こえるんだろうか。







ぁたしに答えを教えてくれるんだろうか。






だめだ、このままじゃ。




決めたはず。




生まれかわるって。




理帆とまた前のように笑い合いたいって。




神様、ぁたしの決断は間違っていますか?



どうか、



ぁたしに勇気をください。




そして――



   





 幸せをください。