侑貴クンが言ってた。
「芸能人は大変だよ?」
「それでも、なるの?」
一回注意されたんだ。
でも、その心配を押し切って
ぁたしは女優になるって決めた。
でも……
実際、苦しいもんだね。
「うん。なった」
「ふぅーん…」
返ってくる言葉が
ひとつひとつ心にしみる。
「燐って、そんな可愛くないよね」
分かってる。
理帆に比べたら、ぁたしなんか…
理帆の言葉に、周りの女子が
うなずく。
「調子のってんぢゃない?」
のってない!
そう叫びたくても
口が動かない。
「あの時…死んでたらよかったのに」
そう言って、理帆は
手首を押さえた。
「うち、燐に殺されそうになったんだよね」
一番言ってほしくなかった言葉を
理帆はかんたんに言ってしまった――――
