「ちょっと湊?」


「奏さ、」


「ん?」


「大田フッたんだ?」


「なに?湊まで情報回ってんだ?」


「女子が話してるの聞いた。」


話しながら湊は車のドアを開けてあたしを誘導した。


「ふーん。」


「お前の噂いろいろ聞くけどね?」


「どんなの?」


「なんとか伝説。」


「あー、あれね。」


「奏って結構モテるんですね?」


「知らない。」


「物好きは俺だけじゃないみたいですね...。」


「へっ?なんか言った?」


「なにも?」


なんかイラつくなぁ

あッ!!


「ねぇ湊!!!」


「はい?」


「…ほんとにいくの?」


「どこに?」


絶対分かってるくせに!!

遊んでるよこいつ!!!


「ほらっ、どこにいくの?」

クソ湊め…。

「………ホ。」


「ん?聴こえませんよ?もう1回!」


「\\\\\\\バカァ!!」


「んふふふ♪分かってますよ。ラブホでしょ?」


「おちょくりやがって\\\\\\」


「行きませんよ奏の家ですよ」



その後もずっとおちょくってきた……

いつかぜったい殺してやる