心の準備をした。

きっと私は澤辺さんに抱かれるんだ!



でも澤辺さんの手はそこから他には移らない。

体をなでているだけ。



なんだか少しヤキモキしている私がいる。



私は澤辺さんの背中に手を回した。



澤辺さんは待っていたのか

私に覆いかぶさってキスをした。

優しいキス。



だと思っていたら段々と激しいキスに!!!!



この時私は初めて

「気持ちの良いキス」をすることになる。

キスだけでこんなに気持ち良くなるなんて初めてだった。



今までのキスは一体何!?

そんな風にも思えるキス。



唇を離して澤辺さんはニコッとほほ笑む。

そしてまたキス。



澤辺さんは耳たぶや首筋を優しく愛撫する。



あ・・・

思わず声が出てしまう。



澤辺さんテクニシャン!?



そして私の鎖骨を優しく噛んだ。

気持ち良すぎる。


澤辺さんは私の体中を優しく愛撫した。

私の体は十分な位反応してしまっていた。

自然に声がいっぱい出てしまう。



そして澤辺さんの体も反応していた。



澤辺さんとひとつになる。

そう思ってた。



でも澤辺さんと私はこの日一線を越えることはなかった。




今でも真意はわからないんだけど・・・



避妊できるモノを持ち合わせていなかった。

だとしたら紳士的。
やってることは道理に外れてるけど(既婚者だし)



そんな澤辺さんだから余計に惹かれていった。