遊汰さんがこっちを向いた。


「樹莱くんだっけ?」


「あ、はい。」


「俺らがかた付けてやっから、
その女とすぐに別れろ。いいな?」


「はい。」


遊汰さんは優しい声で
心強い事を言ってくれる。


「で、今日呼ばれてるの?」


「はい。」


「わかった。行くぞ。玲流。」


「おう。樹莱も行くぞ。」


「はい!!」


俺は玲流さんたちの後ろについていった。


「流、お前は純と待ってろ。
お前は絶対俺が守り抜くから。」