君に触れたい。

 この、近くてとても遠い、



君と私のスキマ。






手を伸ばし、

君に触れようとしたけれど、



伸ばしかけたこの手を、静かに元に戻す。





それと同時に、


私の心が悲鳴を上げる。






君の心に触れることができないのなら、

せめて、

 君の体に触れたぃよ。








今日は出来る……




と、信じて、






今日も、


私は君に手を伸ばす。