「放課後デートすんだろ?」
「ぇ…」
「数学ん時声に出てた」
「う、うそ!?」




無意識だ!
気を付けないと…
あたしのことだから変なことまで…。





「行くぞ」
「…うん♪」




やっぱ大スキ!!
日々増すこの思いは
ちゃんと篤希に届いていますか?





「どこ行きてぇの?」
「う~ん…」
「考えてねぇのかよ」





篤希はあたしを見て鼻で笑う。




「篤希に任せる!」
「…ラブホとか?」
「バ、バカ!!//」






そうだ…そうなんだよね!
“ラブホ”とかは
きっと冗談なんだろうけど…。



あの日以来…
告白された日以来されてない。





篤希からキスされてない!