君に恋することⅠ-未来-

―――デート日..




待ち合わせ場所…駅にはすでに篤希の姿が。




篤希の前を通る子は
みんな振り返るし…
声掛ける子だっている。





「格好良すぎなんだよ」




遠くから見る篤希は
誰もが羨む王子なんだ。





篤希をスキな子はいっぱい。
そんな篤希を1人占めできてるあたし…幸せもの♪





「篤希!お待たせ」
「俺も今来たとこ」





嘘ばっかり…。
あたし遠くから数分は見てた。




「そっか…じゃ行こ?」
「あぁ」





でもその優しさには触れない。
優しさなんだから。