君に恋することⅠ-未来-

ドアの前で一旦止まり
静かに深呼吸をした。





「遅かったね!」




うっわぁ~…
あのトビッキリの笑顔はやべぇよ!





やっぱ不謹慎だけど…
俺の理性的に持ちそうにない。




「鈴夏」
「ん?」
「ごめんな?気づいてやれねぇで」
「…ううん」
「俺が助けたかった」
「…次は守ってね?」
「おぅ」





鈴夏が嫌がることはしねぇ。
だから…俺はしたいけど!!
…我慢する。





泣き顔も超愛しいけど、
嬉し涙以外の涙は嫌。





鈴夏に似合う顔は…笑顔なんだ。