気づけば近づく篤希を…避けていた。




「ぁ…ごめん」
「…別に」
「嫌とかじゃないから」
「…。」
「篤希?」
「戻ろうぜ」
「…そうだね」





やっちゃった…。
篤希のこと避けちゃった。



篤希は別なのに!
昨日の男とは全く違うのに…バカ。





―――放課後..




篤希との会話がなく、
しんみりした空気で
あたしの家に着いた。







この日以来…
篤希とはギクシャクになった。




キスもないし…
手も繋がない。





これは全部あたしが悪いんだ。