「すず…か?」
「…っ!」





そこにいたのは剛だった。






「お前等なにしてんだよ!」
「…ッチ」
「殺されてぇの?」
「…行くぞ」




3人は舌打ちしていなくなった。





「大丈夫か!?」
「…怖かった」




自分でもわかる程、
凄く震えてた。





「篤希に連絡「駄目!!」」
「なんでだよ?」
「…心配掛けたくない」
「は?」
「あたし…我が儘だから…」
「…今は関係ねぇよ」
「とにかく言わないで」






あたしは困り果てた剛を見上げ、
無理して笑顔を作った。




「ごめん…帰るね」
「送ってくよ」
「ううん…すぐそこだし」
「…気をつけろよ」
「ありがと」




ごめん、剛。