その後も翔真くんは
あたしを笑わせてくれた。




大きな声を張る翔真くんだから
周りの視線は凄く大きかった。






―――昼休み..




「あれ?どっか行くの?」
「うん!篤希んとこ♪」
「…彼氏だっけ?」
「うん!またね」




あたしは急ぎ足で
隣のクラスへと向かう。






「篤希っ!」




周りの視線なんて知らない。



ただあたしは
大スキな篤希の名を呼んだ。