全てがキミだった





こう言って私は恵太のリストバンドを受け取った。




「ちゃんと持っとけよ!」



「わかってるってー!ってかあと少しで部活引退だね。」




「そおなんだよな…。」




「あはっ恵太寂しいんだ!」




「ち、ちげーよ!」




「嘘つけ!寂しいって顔に書いてあるよ。」




「えっまじでか?どこ?どこに書いてあんの?」




恵太は私が言ったことを信じてるみたいで本気になって聞いてきた。




「ぷっ恵太バカ?本当に書いてあるわけないじゃん!」



「んな!俺はバカじゃねえ」



「はいはい!」



こんなことを言い合ってたらいつの間にか外が暗くなって来ていた。



それに恵太も気づいたみたいで、


「もう暗いな。帰るか。送っていくよ!」



「うん!ありがとう。」




「んじゃ帰ろっか。」




って恵太が言ったから屋上を降りて帰っていった。