「要・・・」

「なんだよ!」

「わたしね…3歳の時にね
竜っていう執事がいたの・・・」

そう言うと
要の顔が、曇った

「要・・・?」

「それで?ゆっくりでいいから
話してみろ」


「わたしがね…
その竜の人生を台無しに
したんだ・・」

竜には、きっと
輝かしい未来があったのに

わたしが、台無しにしたんだ