「で!話の続きなんですけどね!」
そう言うと円城さんは手を組んで俺を見上げた
…ヤバい。可愛い…
「やっぱ。ビビっとくるものってあるんですよ!ずっと貴方に出会えるのを待ってたんですね!きゃあ~!見れば見るほど合ってる!」
…は?
「合ってるって…?」
「あっ!言ってませんでしたね~
説明不足ですみません!
あたし演劇部に中学のころから所属してまして、将来は女優か演出家になりたいって思ってて…
あっ!別に自分が美女だとは思ってないですよっ?ただ演劇が好きで、そうゆう仕事に就きたいと思ってて
って、あたしの話をしている場合じゃなくてですね!
常陸(?)さんは自他共に認めちゃうくらいのハンサムでしてイケメンでして!
王子様みたいなんです!」
「王子様…?」
よくもまぁ。ぺらぺら次から次に言葉が出てくるなんて凄い
ジェスチャーまでつけてるし
「貴方のオーラが好きです!
貴方が演技すれば我が演劇部も安泰です!」
オ、オーラ?

