妄想な彼女

「ふざけるなぁ~~~~~~~っ!」

バコッ


「ぎょわっ!
痛いですよ~何するんですか~」

俺が軽く頭を叩くと、円城は叩かれたところを擦りながら俺を見上げた



「何が『まぁ。多少は』だよっ!!
演劇全くの未経験の奴に普通いきなり主役やらせるかっ?」


「で、でもオーラがぁ…」

「意味っ分かんね~んだよっ!」


またオーラかよっ!


「…分かりました。演劇のことはあたしが手取り足取り教えます。」

い、いや…そーゆうことを言ってるんじゃねーんだけど。