妄想な彼女



「常陸先輩は描けないんですか?」

「え…?まぁ描けなくはないけど…」


こう見えても意外と絵が得意
あんま人には言わないけどな


「じ、じゃあ!棗サンお願いしますっ!」


俺の手をぎゅっと握って見上げる

普通だったらこの顔に惚れるんだろうな…
コイツ可愛いし。

…でも何故だかそーゆう気にならない。


「別にいいけど。」


「ありがとうこざいますっ!」


部員B「基本の絵を描いてくれたら俺らがセット作るからさっ」


「なら安心ですっ!

棗サン。主役もやるし絵も描くし大変ですが…よろしくお願いしますっ!」


…はい?





し、主役?