妄想な彼女



時計を凝視して驚いている


「そんなまじまじと見なくてもいーだろうが。」

「…っ!がーんっっ!」

…っ!?


円城は頭を抱えて机に突っ伏した



「ど、どうした…?」

「棗サ~ン!あと少し待ってください!
ロミジュリを元にした作品がもう少しで出来そうなんですっ!」


円城は涙目になりながら必死で訴えてくる

「少しは考えているのか?」

「ちょっと待って!」

………は?


右手はこめかみに、そして左手を前に突き出して首をぶんぶん振っている


「今、話をすると考えが飛びそうなんですっ…」


そう言うとルーズリーフのノートとボールペンを取り出し猛スピードで何かを書き始めた