妄想な彼女





さーてと。



確か先輩たちの絵を描くんだったよな?




んーー…



記憶で似顔絵描くとか無理じゃね?



―バシッッッ!

「な――つめサン!!こんなところで何やってるんですか~?」


「いで!!」


振り返ると…


やっぱり――美緒がいた



だよな――…後ろから殴るとか、美緒か晴紀しかやんねぇよな。


「何すんだよ!いきなり殴るな!」


「はっ!もしかして忘れたんですか?」

――はぁ?



頬っぺたに手を当て絶望的な表情をしている美緒


全ッ然意味わかんねぇ~


「忘れたというなら…一回殴って記憶取り戻しましょうか??

せ~~~~のぉッッ!!」


ガシッ!!




間一髪、ギリギリのところで美緒の拳をつかむ


あっぶねぇ~~



「いきなり何しやがんだ!!!」