妄想な彼女




――――



「あぁ、もう!なんでいつもこーなるっ?」

頭をガリガリ掻きながら机に突っ伏していると


「ねぇ…棗ぇー」


超気持ち悪い声が頭上から聞こえてきた


「黙れ。キモい。死ね。」

「ひっどぉーい」



「普通に喋れ。晴紀」

顔をあげると、やっぱりそこには晴紀がいた

「はいはい。わーかりましたよぉ…
でさでさ!この間の話なんだけどー」


―この間?

「何の話?」

「ぶぅ~ひどーい。
文化祭の演劇の話だよぉ…」



晴紀の言葉に

なんか前にそんなことを言ってたっけ…


と思い出す


文化祭での演劇部の発表


『女・OKITA』は他の学校まで噂が広まるくらい評判が良かった



「んで?なんだっけ…?忘れた。」

「ひどーい…
超ーひどーい…」



ぷぅっとほっぺを膨らます晴紀


…………


―おっと危ない…

殴ってしまうとこだったー



「俺も演劇部入れてほしい!」