『沖田様!!どこへ行くのですか!!』
時は過ぎ…沖田が新撰組から離れて半年が経とうとしていた
沖田の病気は当然の事ながら治るわけもない
それどころか病魔はひしひしと沖田の体を蝕んでいた
『剣の稽古だ…』
『なりません!沖田様、お医者様にも絶対安静と言われているではありませんか!』
『…家でいつまでもジッとしている方が逆に悪くなりそうだ』
口調はしっかりしていたが、明らかに沖田はふらふらとしていてお世辞にも剣の稽古が出来そうな雰囲気ではなかった
『沖田様』
女中(河辺)は、かける言葉も見つからず他の女中たちとともに見守るしかなかった
――――――――
庭に出た沖田は剣を構える
『……』
―ニャー…
『はぁ!!』
シュッ
『………』
ミャー!!
ガタッ―――
『沖田様!!』
猫を狙い剣を振り下げたが剣は猫に全く当らなかった
それを見た沖田は大きくため息をついて膝から崩れ落ちる
女中は沖田を支えたが、沖田はぐったりとして動かない
―――まさか…

