妄想な彼女




――――……


「いい加減、主役決めないとマジで間に合わないぞっ…」


部室に戻ると、美緒の肩に手を置き必死で説得している観月がいた


「だから、3年生に…」


が、頑固ぉー…
すげー頑固ぉー…

「意思を曲げない美緒ちゃんも素敵っ♪」
「うんうん!」


アカリ達が目をハートにさせてうっとりと呟いた

「マジで何なんだお前等は…」



思わず口に出てしまった…


うわーすげー睨まれてる


「常陸には分からないんだ。美緒ちゃんの素晴らしさ」
「アホだな」
「バカだな」
「ヘタレだな」


へ、へッ…ヘタレ関係ねぇだろ!
てか、ヘタレじゃねぇし!


「…美緒っ!いい加減意地張るのやめろよっ!」


…って、ヘタレとか気にしてる場合じゃねぇ。


観月、マジで怒ってる…


「…っ!やだ!」


「……それでいいのかよ。」

ポツリと呟いた俺の言葉に、部員全員がこっちを見る




「棗サン…」